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2008年4月 2日 (水)

大分は早い開花日だったのに咲き方は微妙でした

今年、九州本島で最も早い開花日(3月22日)を
記録した大分へ、満開の桜を期待して
朝早くから鈍行列車に揺られて行ってまいりました。

まず最初に降り立ったのは鶴崎駅です。

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ここでは毎年駅裏の細い道に桜のトンネルが
出来そうな感じに咲いていたのですが、
今年はとある事情により桜の枝が整理されており、
残念ながら見ることが出来ませんでした。
(まあ、それがわかっててあえて行ったのですが…)

気を取り直して、牧駅まで戻る事とし、
次なる目的地である平和市民公園に到着。

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変な方向から歩いてきたので、
最初は能楽堂の庭園を見る事になりました。

それから歩道橋で国道を跨いで、
市民公園の川沿いを見たのですが…

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うわぁ…こんだけしか咲いてないのかよ…

これにはホントもうガッカリでした。
小倉ですら昨日の時点でかなり咲いていたのに、
何で開花の早かった大分がまだこんな状態なのかと。

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とりあえず園内を一通り周っては見たのですが、
ところどころでそこそこは咲いているものの、
全体的には5分咲きにも満たない程度で拍子抜けでした。

まだ午前10時の段階でしたが、
すでにかなりの距離を歩いていたので、
この時点で疲労も滲み出てきて、
公園のそばにあったバス停でバスを待ってる間は
グッタリした状態になってしまいました。

それから10分ぐらいバスに揺られて到着したのは、
22日にも訪れた府内城址公園です。

Dscf4333

ここではその時に開花を見ただけあって、
公園の入り口にある桜の木はほぼ満開となっており、
城壁、外堀とのマッチングが素晴らしかったです。

Dscf4335

ただ、まだ午前中だというのに、ビニールシートで
木の周りが占有されているのはどうかと思いましたが…

あと、入り口付近の桜は満開でしたが、
奥の方にある桜の木はまだまだの咲き加減でした。

府内城址公園からは徒歩で大分の街中まで行き、
そこから再びバスに乗って上野墓地公園へ向かいました。

この日も31日同様、夜に眠らず朝を迎えていたので、
バスの中で爆睡してしまったら、あっという間に終点へ。

当初の降りる予定だったバス停から
そんなに離れてはいなかったものの、
目的地がどこなのかわからないまま、
縮尺のデカい地図(10万分の1)を片手に
公園のありそうな方向を目指して歩き始めました。

しばらく歩いていると、小高い山へと繋がっている
長い階段があり、これを登ると着くだろうと思って
疲労の抜けない体を持ち上げていったのですが…

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桜の木はあったものの、そこは墓地でした。

墓地公園というんだから、墓があるのは当たり前だとしても、
公園らしきものは全く無かったですし、
恐らくここじゃないんだろうなと思って、再び公園探しを開始。

さらに山道の中をさまよう事となったのですが、
耳を澄ましていると家族連れで賑わう声が。

それを頼りに森の中にあった木造りの階段を駆け下りていくと
ようやく目的地の上野墓地公園たどり着くことが出来ました。

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降り立ったところは桜の木が一番植わっている所で、
花もほぼ満開に近い状態でかなり良かったのですが、
そこ以外はちょこちょこ咲いてはいたものの、
全体のボリュームとしては今一歩といった感じの場所でした。

公園を後にする頃にはちょうどお昼になっていたので、
そのまま歩いて大分駅に。

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駅ビルにあるラーメン屋で腹を満たしてからは、
久大本線に乗って日田方面へと向かいました。

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途中、豊後森駅で接続列車との
待ち合わせ時間が40分以上あったので、
一旦駅を出てちょっと散策することにしました。

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ここはかつて、宮原線の接続駅(分岐は隣の恵良駅)
であったことを偲ばせる転車台が残されており、
近くで見学ができるようになっていました。

Dscf4422_2

何も手を加えられず寂れたままの状態だったので、
かなりみすぼらしい光景ではあったのですが、
転車台が残されているというだけでも貴重ではあるので、
しばらく眺めて感嘆することに。

そろそろ時間が迫ってきたので、駅に戻ろうとすると
ちょうど『ゆふDX』がやってきました。

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って、何だよこの色は!?

友人から事前に塗色変更の情報を聞き入れていたとはいえ、
予備知識が無ければどんだけ驚いていたのか
計り知れないほど気色悪い仕様になっていて、
かなりゲンナリしてしまいました。

そんな豊後森駅でのひと時を過ごした後、
この日最後の目的地である日田に到着。

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本来ならば名所とうたわれている亀山公園に
行く予定だったのですが、
手にしていた地図には日田市陸上競技場にも
桜のマークが書かれていたので、
気になったら行くしかないだろうという事で、
駅を出たらそちらとは反対方向に歩き出しました。

歩いて10分ぐらいすると、菜の花いっぱいの畑が。

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菜の花も見た目には綺麗なのですが、
私は菜の花から香る匂いが嫌いなので
思わず鼻をつまみたくなってしまいました。

それからちょっと歩いていくと、
菜の花畑の向こうに桜がいっぱいな丘が見えました。

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遠目からだと綺麗に見えたのですが、
近くまで行ってみるとそれほど咲いている
というわけではありませんでした。
それでも見晴らしは良かったのでなかなかでした。

そこからさらに歩くこと10分ちょい。
かなり人けの無い所まで来ましたが、
日田市陸上競技場にたどり着くことが出来ました。

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競技場の隣にある丘ではいい感じで桜が咲いており、
お花見を始めようとしていたグループも居ました。
また、丘の上から見る景色もなかなか壮観だったです。

丘を下って、競技場を横切る時にはしだれ桜もあり、
一本だけでも見事な存在感を出していました。

ただ、駅からここまで歩いてくるのに30分かかり、
帰りの道も別ルートとはいえ、
同じぐらい歩かないといけなかったため、
亀山公園に行くのは諦めて、
日田はここだけで終えることにしました。

後は日田彦山線に乗ってそのまま地元へ帰着。

こうしてこの日は大分県の上半分を
ぐるりと周る感じの旅になったわけですが、
期待していたほどの桜を見ることが出来なくて
ちょっぴりガッカリの連続でした。

それでも、私が行ったところ以外にも
多くの桜の名所はあるはずでしょうから、
来年以降はそういった場所に期待して
再び大分を巡っていこうと思います。

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