けいおん！が終わってしまった…

アニメよりも一足先に原作が最終回を迎えたけいおん！。

本来なら現実の季節に合わせて進んでいたので
半年ほどオマケしてもらってる感覚だったのですが、
こうして本当に最終回を迎えてしまうと
やっぱり寂しさがこみ上げてきました。

最終回は卒業式後の部室が主な舞台。

3年生の4人はいつも通り（澪は泣くのを我慢して
いたようですが…）な雰囲気でしたが、
1人残されてしまうあずにゃんはそうもいかず。

唯に印象を聞かれて悪いところばかり挙げていましたが、
そんな憎まれ口を叩けるのもこれが最後で涙ボロボロ…

手のかかる子ほど可愛いといいますが、
唯には散々振り回されてその度にイヤイヤしながらも、
いざ別れる時になると、それらも全て良い思い出になって
想いがこみ上げてきたのでしょうね。

今回の…というか、あずにゃんが登場してからの2年間が
10ページに描かれた8コマに凝縮されているような気がしました。

傍から見ると、高校に入学して真面目に
部活に取り組む気だったあずにゃんにとっては、
もっと別な部活に入っていろんな先輩と出会っていた方が
ギターの技術がもっと向上していたのでは？
と思うのですが、今回のあずにゃんを見たら
そんな考えに至るのが申し訳なるぐらい
いい先輩にめぐり合えて良かったねって思えました。

あずにゃんのために曲を作るだなんてホント泣かせるわぁ…

一体誰が言いだしっぺなんだろうって考えるのは
野暮だと思いつつも、多分こういうのを思いつくのは
やっぱり唯なんだろうなーと。

ムギちゃんという線も多少はあるけれども、
あずにゃんを泣かせる歌詞作りは
唯にしかできないでしょうしね。

そして、あずにゃんが恵まれているのは
何も先輩だけではありません。

3年生たちが帰った後、部室に一人残された
あずにゃんの元へやってきたのは

純ちゃんと憂いいいいいいいい！！

もうこの2人が登場してきた時点で
何をしに来たのかだいたい読めてしまったし
前に純ちゃんがそう言ってたから
間違いないだろうと思いながらも、
2人が入部希望と言った瞬間に

あずにゃん良かったね！本当に良かった！

と、心の底から慈愛に満ちた気持ちで
あずにゃんを祝福したくなりました。

唯もかなり恵まれた環境下で生まれ育ってるけど、
あずにゃんも大概恵まれすぎやで…

これも日ごろの悪いことを良しとしない
生真面目な性格を神様がちゃんと見てくれてるおかげ？

こうして次回からは2年生もとい新3年生組による
けいおん！がスタート…というわけにもならず、
今回で本当の本当に終わってしまうようですが、
こうやって惜しまれつつといった状況下で
きっちり綺麗に終わらせる事ができた
かきふらい先生には敬意を表します。

アニメももうすぐ最終回を迎えますが、
きっとアニメじゃ越えられないだろうってぐらい
心温まるいい最終回だと思いました。