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2012年4月17日 (火)

俺妹10巻の感想~まさかのあやせたんルート~

3週間前にエプロン姿のきりりんを見て
10巻の内容を妄想してみましたが、

予想ハズレもいいとこですわ

途中で期待通りの展開になりそうな雰囲気はありましたが、
それをあっさりブチ破ってしまう
きりりん(というか伏見せんせー)は流石です。

ただ、予想外だろうが予想通りの展開だろうが
楽しく読めるのが俺妹という作品の凄さだというのを
改めて実感させられた10巻の感想を続きからどうぞ。

■第1章

作中でも京介がツッコんでいましたが

野郎だらけでムサ苦しい話だな!

けど、そう思いながらも10巻で一番面白かったのは
間違いなく第1章だと思いました。

だってもう他の章では

エロゲの主人公か!!

と何度も心の中でツッコミを入れてしまうぐらい
京介がうらやまけしからんハーレム状態でしたからね…

それに対して男相手なら
京介も容赦ないツッコミを入れていけるので
話のテンポも良く感じやすいです。

それから今回初登場した御鏡兄のヒモっぷりを見て
モデル活動で収入を得ている
きりりんのヒモになりたいと思った読者は
私だけではないはず…

■第2章

そんなことを考えていたら
冒頭から京介がきりりんのヒモ状態に。

まあ最初から夢オチだとわかっていましたが、
私が妄想しようとしていた事を
あっさり展開してくれた伏見せんせーには最敬礼です。

母親から妹との恋愛疑惑をかけられて
一人暮らしを始めることになった京介ですが、
引越した翌日からまあ入れ代わり立ち代わり
可愛い女の子が訪れてきて、
先ほども書きましたがあえてもう一度言いたい

エロゲの主人公かよ

きりりんや瑠璃ちゃんはまだ良しとしよう。

けど、あやせたんがわざわざ早朝に
しかも自分の部屋に招いた時は
手錠をはめるほど警戒していた男の
一人暮らしの部屋に行くなんて
一体どう心境が変化したらこうなるんだ…

ただまあ、包丁をプレゼントというのは
キャラクター的に大いにアリかなと。

ここらへんも伏見せんせーは読者が求めていることを
しっかりわかってらっしゃると思いました。

にしても9巻あたりから加奈子の
京介争奪戦乱入っぷりが急加速していますね。

初期の印象からして完全に圏外のままだと思っていましたし、
7巻のデート回ですらきりりんの兄っていうのに
気付いていないぐらい京介を眼中に入れてなかったので、
まだどうにも京介に好意を持っている事に対して
イメージが浸透しにくいです。

でも(私の)加奈子の好感度はここに来てグーンと上がりました。

そしてこの章の見どころといえば何といっても

瑠璃ちゃんVSあやせたんです

以前からこの2人が会話する事になったら
どうなるんだろうと私なりに想像したりしていましたが、
予想外にというか期待以上の険悪ムードで
ニヤニヤが止まりませんでした。

やっぱ誰でも仲良しこよしよりは
こういった敵対視する関係もある方が
作品としても面白いですしね。

ただ、瑠璃ちゃんと言い争っているうちに
これまでウヤムヤだったあやせたんの
京介に対する好意がダダ漏れになっていたり…

■第3章

京介の引越し祝いでヒロイン6人とパーティーを開催。

だからエロゲの(ry

引越し祝いという名目や
きりりんと麻奈実の仲を取り持ちたい
という目的があるにせよ、
なーんか不自然に思えてしまう
フラグ成立ヒロインの全員集合でした。
(あ、沙織はまだ確定じゃなかったっけか)

そして案の定、勃発してしまう一人の男をめぐる
女たちの醜い…おっと失礼、熱き戦い。

最初の火種となったのが加奈子、
それにいち早く反応する元カノの瑠璃ちゃん、
さらに幼なじみの麻奈実も参戦。

もうこの時点で昼ドラすぎる

さらにいつもは全体の味を調える
調味料のような存在の沙織まで
火に油を注ぐような事をして
収拾がつかない状態になるかと思いきや、
一瞬でその場を鎮火させたのがきりりんでした。

ここで私が予想していた

きりりんが京介の世話を焼く展開くるううううう

と、期待に胸を膨らませていたのですが、
きりりんがあやせたんに世話係(というか監視役)を
任せる事にして拍子抜けしてしまいました。

ただ、これまでの京介に対する言動や茶髪に染めた容姿、
さらにはバレンタインのクッキーの出来からしても
きりりんは家庭的な雰囲気がゼロに等しいので、
そんなきりりんがこれまでのイメージとは裏腹に
京介の世話を焼くよりは
いつも通りの不遜な態度を貫く方が
きりりんらしくてイイとは思いました。
(まあそれでも表紙のエプロン姿は眼福ですが)

一方、きりりんに半ば強要される形で
世話係となったあやせたんも
料理は作れるのかな?と思っていたのですが、
意外と言っちゃ失礼かもしれませんが
普通に上手に出来るようです。

てっきり包丁はあっちの方向にしか使えない
とばかり思っていました。

いやでもたとえ料理を作るためとはいえ、
包丁を握っているあやせたんには
恐怖しか感じないですわ…

■第4章

この10巻では煩悩にまみれた赤城の紹介によって
京介が知ることとなった
あやせたんのファンブログなるものが
第1章からたびたび紹介されていましたが、
文体からしてストーカーの臭いがプンプン。

まあ、あやせたんクラスの可愛さなら
とらドラ!の川嶋あーみんみたいに
ストーカーの1人や2人ぐらい
付きまとわれてしまうでしょうね。

きりりんはヲタ全開の姿を早々に目撃されて
誰もストーキングしなくなっていそうですけど…

なので第1章からあやせたんの身を案じていたら
この章でついにブログ主が京介たちの前に登場。

そしてやっぱりストーカーで
あやせたんの彼氏だと勘違いされた
京介が襲われることになってしまいましたが、
ここでようやく京介がハーレムエロゲ主人公から
どんな面倒事でもお節介根性で
解決しようとするカッコイイ主人公に戻ります。

あやせたんのストーカーをやっていたのは
なんと小学生の女の子で
ネット社会こええなと思いつつも、
女の子の言い分にはシンパシーを感じました。

私も好きで好きでどうしようもなく愛している
To LOVEるの結城美柑ちゃんが
自分のイメージと違う事をしていたら
ショックを受けるだろうし、
こんなのは美柑じゃないとか
勝手に自分の中で作り上げた
理想の美柑しか認められない!
とか以前は考えたりしていましたからね…

なのでTo LOVEるの原作を読む時は
美柑がイメージとは違う言動をしないか
いつもハラハラドキドキでした。

最近はもうどんな美柑だろうが
受け入れられる気持ちに変わりましたから
過剰なお色気描写が無いことを
祈るだけになりましたけどね。

おっと、話が逸れてしまった。

とにもかくにもストーカーの女の子、
沙也佳ちゃんはオタクのきりりんを認められなかった
あやせたんと思考がほとんど同じですね。

ただ、今回は沙也佳ちゃんの一方的な片思いで、
あやせたんは会った事はあるけど存在すら忘れていたので、
(きりりんに盲目になってるうちに記憶から抜けたんだろうな…)
二人が話し合ってもなかなか折り合いません。

そこでカッコイイ主人公の京介がお節介モード発動。

まあ、解決の仕方は相変わらず
セクハラ極まりなかったですけど。

それでも今回はあやせたんから
何のお咎めもなく素直に感謝されます。

あやせたんを助けるためとはいえ
ブログに掲載されたあやせたんの写真を
こっそり保存していた事をぶっちゃけた時は
あやせたんに刺されるんじゃないかと思いましたが…

その後、無事に試験会場まで行き
試験結果も見事A判定で
めでたく高坂家に帰還する事になった京介。

試験後と帰還した時はきりりんのターンだったので、
最後に美味しいところを持って行くのは
結局きりりんかと思っていたのですが…

あやせたんが京介に告白だと!?

そりゃこの巻の展開から行くと
自然な流れだとは思うけれども、
9巻の感想でも書いたように
あやせたんは最後まで自分の想いに
気付かないまま終わるだろうと思っていたので、
これはもうホント10巻どころか全巻を通しても
一番の予想外に出くわした気がしました。

ただ、伏線はありましたね。

第2章で瑠璃ちゃんと言い争ったり、
第4章でお互いの主張を分かり合えたことにより、
あやせたんは自分の気持ちに素直になれて
告白できる心境へと変わっていったのでしょう。

きりりんは恐らくあやせたんに対しても
京介の事をけちょんけちょんに言ってそうですが、
瑠璃ちゃんは厨二病ゼリフを交えながらも
京介に対する好意を率直に吐いているので、
それに刺激されたんじゃないかなーと。

一方できりりんは一体どんなつもりで
あやせたんを京介の世話係にしたのだろうか…

きりりんの言葉どおり
あやせたんなら京介を毛嫌いしてるから
フラグが立つことはないだろうと思った?

それともこれをキッカケに
あやせたんに自分の気持ちを
素直に伝えられるようにしたかったのか?

この点については
どっちなのか全然わからなかったです。

■まとめ

10巻はあやせたんのブログに始まって
あやせたんが京介の世話係になって
あやせたんのストーカーが現れて
あやせたんが京介に告白するという
私が予想していたものとは
全く異なる展開で終始しましたが、
読み終えてから裏表紙と目次を確認。

気付くのおせえよ俺!!

京介に対して鈍感だなーとか
ツッコめる立場じゃないですね。

毎巻、最後の最後で伏線を張って終わるのが
俺妹のテンプレとなっていますが、
今回はあやせたんが告白した後の事だけでなく
きりりんと麻奈実の話し合いや
きりりんが一個だけ聞いてあげる事とか
気になる伏線をいくつも残したまま
次巻へ持ち越しとなりました。

季節的にクリスマスも迫っていますし、
これらを全てまとめようとしたら
11巻は10巻以上に内容もページも分厚くなる気が…

今回、ヒロイン6人が揃ったことで
京介やきりりんを介さない
「ヒロイン同士の横の繋がり」が
さらに複雑になったので、
ますます展開が読みづらくなってきました。

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