Little Sistersの美柑ちゃん~本当に関心は無いの?~
買ったのは先週の土曜日でしたが、
夏コミやらその後の旅行やらで
更新が後回しになってしまいました。
番外編の小説版とはいえ、
ダークネスでは初めて単行本の表紙に
美柑が描かれたのは嬉しくもあり、
妹を題材にした作品という体であれば
主人公の妹である美柑を
センターに描いて欲しかったという気も…
あ、でもダークネスの主人公はモモか。
ともあれ、4話収録されているうちの1つ、
美柑がメインのお話について
今回のために掘り起こされたという
設定を中心に感想を書いてみました。
◎Paper doll~着せ替え美柑~
美柑がブラジャーについて悩むお話。
タイトルは以前発売された『らぶから』の
付録から来ているのでしょうかね。
・ラブレターが8枚も
美柑がモテモテなのは周知の事実ではありましたが、
それにしても1日で8枚ももらう事があるとは…
しかしいくらマンガの世界とはいえ
今どきの男子小学生がこんなに複数同時に
ラブレターを書いたりするのだろうか?
と、やや現実離れしすぎているところに疑問も。
「――またこんなに。」と、
やや鬱陶しく思っている美柑ですが、
きちんと一枚一枚拾ってポケットに入れてるので
捨てずに部屋のどこかにしまっていそうです。
男子からの想いは受け取れなくても
無下にはできない美柑の優しさを感じました。
・テストは100点
やだ…美柑が凄すぎてますます高嶺の花になっちゃう…
男子にはモテモテで女子にも人気が高く、
スポーツに関してはこれまで触れられたことはありませんが
まあ苦手なんてことはないでしょう。
普段は家庭的なところが特化していますが、
それ以外の部分でも秀でていると
次元の違いそのものよりも
さらに遠い存在に感じてしまいます。
・私服は母親から送ってもらってる
美柑はいつもオシャレな服を着ていますが、
ファッションデザイナーの母親から
センスを受け継いで自分で選んで
買っているものだとばかり思っていました。
まあ、ある程度は母親からもらってる
服もあるだろうとは思っていましたけど。
でも考えてみたらいくら大人びた性格とはいえ、
小学生が一人で服を買いに行くのは敷居が高いでしょうし、
買うとしてもたまに林檎ママが居る時に一緒に行くか
送ってもらっている方が自然かもしれませんね。
・ファッションにあまり関心がない?
今回明かされた設定の中で1番の疑問はここでした
最近こそ家庭的なところ以外は
アイスを食べてるぐらいしか描写のない美柑ですが、
連載初期の頃はソファーに座ってファッション雑誌を
読んでいる姿を何度か目にしていたので、
てっきり母親に影響されて美柑も
ファッションには興味津々と思っていたんですがねぇ…
梨子やヤミちゃんにいろんな服を着せたがっていましたし、
これに関しては矢吹・長谷見先生が考えた設定なのか、
小説を書いたワカツキ先生独自の設定なのか、
とても気になるところであります。
・アンダーバストが緩いブラジャー
ブラを付けたことがない(ホントだよ?)から
実際どうなのかはわからないのですが、
単純に考えてアンダーバストが緩いってことは
トップとアンダーに差がある、
つまり美柑のカップサイズは本人が思ってる
以上に大きくなっているって事か!?
なんてこった…
美柑は小さいままでいて欲しいと思っていますが、
どうやら人並みぐらいのカップサイズには
成長してしまいそうですね(絶望)
・辛いカレーがお好き
結城家ではカレーを作る時に
辛口と甘口で2種類作り分けるようですが、
私は辛い方が好きなので美柑と2人きりなら
1種類しか作らなくて大丈夫ですね。
カレーのルーは市販のものか一から作るか
までは書かれていませんでしたが、
時間があれば美柑は一からルーを作って
いろんなアレンジを加えることが出来そうです。
また、カレーのトッピングも
いろいろ変えてくれそうなので、
美柑の作ったカレーなら毎日食べても
飽きる事はないんじゃないかと思えます。
・甘酸っぱい汗の香り
小説ってこういった表現を自然に使えるから
マンガよりもエロスを感じてしまうわー
美柑という名前だけあって
汗の香りが甘酸っぱいというのも納得です。
ついでに味も甘酸っぱいのか確かめてみたい…
・意外と慌て者?
ピッタリ合うブラを見つけようということで、
ララの発明品でいろんなブラを身に付けていく美柑。
しかし試着に夢中になりすぎて、
洗濯物を取り込まないまま雨が降り始めてしまいます。
気付いてすぐ取り込もうとしに行きましたが、
ララの発明品は服が紙製なので
すぐに雨で溶けてしまって大変なことに…
何故さっきまで着ていた服を着なかったのか
美柑はしっかりしていてスキがないように見えますが、
慌てるとドジを踏んじゃうところが可愛らしいです。
・世界で一つだけのブラジャーとワンピース
最後は林檎ママがフランスから文字通り飛んできて
美柑にぴったりのブラジャーを手作りしてくれます。
デザイナーってデザインだけでなく
クリエイトすることもできるのか…
普段めったに帰ってこない林檎ママの登場で
心温まる家族愛に溢れた終わり方になりましたが、
欲を言えば林檎ママがデザインした
美柑にぴったりなワンピースを挿絵で見たかったです。
しゃーない脳内で補完しよう
今回のお話、引っかかる点はいくつかあったものの、
これまで明かされていなかった美柑の設定や
小説ならではの表現、美柑の内に秘めた思いなどを
見る事が出来たのは良かったです。
ただ、他の話(ナナ、唯、モモ)に比べて
登場人物が多いという事もあり、
舞台が結城家に移ってからは美柑がメインというよりは
結城家に住んでるみんなの日常って感じになったので、
美柑メイン回として見ると、
やや物足りなさを感じてしまいました。
また、妹を主題に置いた作品というのであれば
ララ達と女の子同士でキャッキャやるよりも
リトとの関係で何か話を作る方が良かった気もします。
まあ、欲を言ったらキリがないけれど、
全体的にはイイ話ダナーな展開だったので、
次もしまた小説版を作るのであれば
肌色が多くならないものを題材に
美柑メインの話を作ってもらいたいです。
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