能登半島&高山で桜の名所めぐり
◎4月15日(月曜日)
初日は豊橋から名鉄、名古屋から特急しらさぎ、
金沢からサンダーバードへと乗り継いで
和倉温泉から昨夏以来2度目ののと鉄道に乗車。
映画公開に合わせて新たにラッピングされた
花咲くいろは仕様の車両がやってきました。
車内放送もメインキャストによる音声案内で、
特に和倉結名ちゃん(C.V.戸松遥)の声が甲高すぎて
ニヤニヤを抑えるのに苦労しました。
今回は湯乃鷺駅のモデルとなった西岸駅をスルーして
もう1つ先の能登鹿島で下車しました。
■能登鹿島駅
別名『能登さくら駅』という事で、
昨夏初めてのと鉄道に乗って知った時に
ここは絶対桜の時期に降りてみたい!
と思ったので、今回の旅行はここへ行くために
計画を立てたようなものだったりします。
ただ、先々週あたりから開花情報を毎日確認するも
思ってた以上に開花が遅れていた上に
週間予報もこの日は雨だったりしたので、
行ってガッカリすることになるかも…
という不安が常に付きまとっていたのですが
よっしゃ満開やんけ!(ガッツポ
オマケに天気も快晴で最高の日に来れました。
駅は2面2線の対向式で
どちらのホームにも桜並木があり、
両側から列車を包み込むような光景でした。
ホームから道路を挟んだ先には七尾北湾があり、
桜のトンネルの先から海も眺められました。
平日の昼間にもかかわらず
純粋に桜を観に来てる花見客も多く、
駅のロータリーは出店もやっていました。
ただ、駅そのものが名所でありながら
ほとんどの花見客がマイカーを利用しており、
駅前に駐車の列が出来ていたのは残念だったです。
まあそのおかげでのと鉄道の車内は
思いのほか混雑が無くて良かったのですが…
■一本松公園
能登鹿島駅からは終点の穴水まで行って、
そっからバスに乗って輪島へ向かいました。
かつて七尾線の終点だった旧輪島駅跡から
歩いて5分ほどで一本松公園に到着。
一本松という名前でホントに桜の名所なのか
半信半疑で園内に入って行ったのですが…
う~ん…見どころ少ないわぁ
広場にはそこそこ咲いていましたが
どれも小さめなソメイヨシノばかりで、
期待していたほどの景色は拝めませんでした。
まだ五分咲き程度だったので満開になれば
もう少しは見れるのかもしれませんが…
そんなわけで公園は早めに引き上げ、
麓にある波止場から日本海を眺めました。
この広い水平線の先にロシアがあると思うと、
自分の存在がいかにちっぽけであるか
というのを改めて実感させられました。
■小丸山公園
輪島からバス&のと鉄道で七尾まで戻り、
駅から歩いて10分のところにある小丸山公園へ。
ここはかつて前田利家が居住した城跡で、
広場にはソメイヨシノが所狭しと植えられており、
面積は小さいながらも見どころは多かったです。
また、高台から七尾市街が一望できるのも良かったです。
園内には大きな土俵もあり、
その傍に咲いているソメイヨシノが
一番大きくて綺麗でした。
この後は七尾線で津幡まで戻り、
そっから北陸本線に乗り換えて宿泊地の富山へ。
富山に着いたら生まれて初めて
ブラックラーメンを食べてみたのですが…
見た目どおり味が濃すぎィ!
スープは醤油の味が濃くて塩辛くて
具にはコショウがふりかけてあって、
ライス1杯じゃ全然足りないぐらい強烈な味でした。
◎4月16日(火曜日)
翌朝は富山駅から高山本線の始発に乗車。
途中の猪谷で列車を乗り継ぎ、
2時間ちょいで高山に到着しました。
昨日まで高山祭が開催されていたせいか、
平日の早朝にもかかわらず
駅周辺には観光客がやたら多かったです。
■江名子川沿い
まずは駅から北東へ徒歩15分のところにある
江名子川沿いへ。
途中で朝市が開かれている宮川沿いも
ソメイヨシノが満開で柳との景色が綺麗でした。
江名子川はそんな宮川に注ぐ小さな支流で、
川沿いに数十本ほどの桜が咲いており、
周辺の昔ながらの家屋や橋とセットになって
美しい景観を生み出していました。
■宮川緑地
続いては江名子川沿いから
さらに北へ進んだ先にある宮川緑地へ。
江名子川の河口に居た時から
すでに満開のソメイヨシノが見えていて、
宮川の河畔を歩きながら近づいて行きました。
街外れで人はほとんど居ませんでしたが、
川沿いの広場はソメイヨシノで囲まれており、
広場の中心から見回したり、
近くにかかってる橋から見下ろしたりと
いろんな角度から景色を楽しみました。
■櫻山八幡宮
名前的にすごく桜がありそうな予感がしたので
行ってみることにしたのですが…
全然咲いとらんじゃんね
けれども裏手の山道にソメイヨシノが
並んでいるのが見えたので登ってみました。
まだ五分咲きに満たない程度でしたが、
高山市内を一望できたのは良かったです。
■北山枝垂桜
櫻山八幡宮の裏山を登った先に
斜面に沿って畑が広がっているところがあり
あ~のどかでいいなあ~
と心を和ませていたら、そこのすぐ脇に
「北山枝垂桜」と書かれた立札がありました。
どこに咲いてるんだろうと思って
視線をめぐらせてみると…
おお…ちょお満開じゃん!!
大きさもさることながら斜面に垂れた枝に
満開の花びらがビッシリ咲いているのが見事でした。
予期せぬ絶景に巡り合うことができて、
わざわざ登ってきた甲斐を感じました。
この後は一旦バスに乗って奥飛騨まで行って
昼食を食べたり温泉に入ったりして、
夕方に再び高山市街まで戻ってきました。
(※奥飛騨については後日改めて書きます)
■中橋
高山随一の撮影スポットと言えるぐらい
朱色の欄干が特徴的な橋で、
宮川沿いに咲くソメイヨシノと欄干を
セットで撮りたくなりました。
高山市内全体的にも言えることですが、
ここは特に外国人観光客の比率が異様に高かったです。
■城山公園
昨秋に来た時は紅葉が凄かったので
桜はどうなんだろうと気になっていたのですが…
う ん 、 全 然 だ な
園内は紅葉ばっか咲いてて桜を植える場所が
無かったんだろうね、しょうがないね。
■護国神社
城山公園のふもとにある神社で、
境内の駐車場や濠の周辺に
ソメイヨシノがびっしり植えられており、
まだ七分咲き程度ではありましたが
花見を十分に楽しめるスポットでした。
濠の中に鯉とか鴨が生息していたら
さらに楽しめただろうなあ。
この時点で18時近くになっていて
日もだいぶ傾いてきていたので、
朝一で行った江名子川沿いのライトアップが
そろそろ始まるんじゃないかと思って
ワクワクしながら行ってみたのですが
おおう…まだかい…
ちょうど日の入りの時刻だったのですが、
調べてみたらライトアップは18時半からで
列車の時間が迫っていたこともあり
泣く泣く諦めることにしました。
◎まとめ
能登半島、高山とも開花時期が遅いため、
着いてみるまではちゃんと咲いているのか
不安を抱きながらの旅となりましたが、
運良くどちらも見ごろでしかも晴天の下だったので
前週に大荒れの天候で北陸行きを断念した分が
今回で報われたような気がしました。
また、どちらの場所もそれぞれ昨年の夏と秋に訪れて
次は桜の季節に来たいなあ…と思っていたので、
翌年すぐに来れたというのも良かったです。
いつもは彦根城や吉野山みたいに
2度目の来訪が数年後になる事ばかりなので…
それから今回の旅では新たな課題も。
それは夜桜鑑賞をしたい時は雪洞だけなのか、
あるいはライトアップもやっているのか、
そしてライトアップは何時からスタートするのか
というのを事前にしっかり把握しておくという事です。
今回は能登鹿島駅や小丸山公園で
夜桜鑑賞が出来ると思って初日に行ってみたら
どちらも雪洞ばかりで撮影には不向きな状況でした。
一方で高山は中橋や江名子川沿いに
ライトアップの機材が揃っていて
夜桜の撮影が楽しめそうだったのに、
空が暗くなる前に列車の時刻に迫られて
断念したのがつくづく勿体なかったです。
まあ、高山を初日にしていたら高山祭と被ったので、
混雑を回避できたのは良かったですが。
今年の桜めぐりはこれにて終了となりましたが、
来年以降もより桜鑑賞を楽しめるよう
今年やらかした失敗や見えた課題を忘れずに
心にしっかり留めておこうと思います。
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