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2013年9月24日 (火)

豊橋から東京まで300kmの自転車旅行

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今月末から再び東京に住むことが決まりました。
(仕事はまだ決まってないけど…)

ただ、愛知から東京へ引越す際にネックとなったのが、
今年の春に買ってしまった自転車です。

送ろうにもそれなりの料金がかかりますし、
引越しの前に諸々の手続きをするために
東京へ一度行っておかなければなりません。

そこで、自転車に乗って行けば

送料も片道の交通費も浮くじゃん!

ってことで、今回の旅を実行することにしました。

■9月20日(金曜日)

◎豊橋-浜松

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四国から帰ってきた翌日にバタバタ準備をして、
朝7時に豊橋を出発。

まずは浜松を目指して国道23号線の
豊橋バイパスを進んで行ったのですが、

アップダウンきつすぎィ!!

バイパスの側道は本道よりも起伏が激しく、
上りは勾配がキツくてペースがガタ落ちするし、
下りで勢いを付けようとしても
下った先に交差点で止まれ標識があるので、
いきなり息切れしてしまうことに。

国道42号線に移ってからも上り坂はありましたが、
静岡県に入ったら海まで下りが続いたので
ようやく楽になりました。

潮見バイパスの下まで来たところで
海岸を眺めてみることに。

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広い砂浜で波の音は心地よかったのですが、
ゴミが目立っていたのは残念でした。

ここから浜松駅まではずっと平坦だったので、
走っているうちに体も温まってきて動きも良くなり、
ペースを上げることが出来ました。

途中の弁天島では新幹線と在来線が
一緒にやってきたところや、
海に浮かぶ鳥居を撮影したりしました。

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また、県道49号線は入口から松林が続いており、
いかにも旧東海道らしい雰囲気でした。

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◎浜松-掛川

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浜松駅からは国道152号線で天竜川を渡りました。

天竜川を渡るまでは浜松の市街地の中を走り、
沿道には自動車関連の店がたくさんあって
車通りがとても多かったです。

天竜川を通過して磐田市に入ると
郊外の住宅地の中を進んで行くのですが、
海から離れた丘陵地なので
アップダウンの繰り返しとなり、
ここで体力を削られてしまいました。

その後、袋井市のバイパス沿いで歩道を走っていたら
段差でいちいちペースを緩めないといけなかったので、
空腹と相まってヘロヘロな状態に。

それでも掛川市に入って国道と別れたら
体力を振り絞ってさわやか掛川本店を目指しました。

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静岡のファミレスチェーンというのは聞いていましたが、
来店するのはこれが初めてです。

とりあえず見た目が一番美味そうだった
げんこつハンバーグランチを注文。

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ハンバーグは牛肉100%で炭焼きなので、
牛の味わいと肉の香りがとても良く、
ライスがめっちゃ進みました。

また、期間限定メニューのぶどうジュースは
巨峰をそのまま潰しているので、
ぶどうを食べているのと全く同じ感覚で、
何杯でも飲みたくなりました。

◎掛川-島田

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さわやかで腹ごしらえをして体力も回復したので、

こっからまたエンジンかけていくぞ!

と、気合いを入れながら掛川の市街地を突っ切り、
順調に再スタートできたのですが…

国道1号と合流したらバイパスは通行不可となるため、
並走する旧道を進むことになるのですが、
それもすぐ終わってしまうのでバイパスの側道へ。

豊橋バイパスと同じくこちらも側道の方が起伏が激しく、
島田市にかけて上りが続く区間だったため、
途中から自転車を押して歩くことになりました。

それでもトンネルを通過したら島田市に入って

ここから下りになる(確信)

という希望も湧いてきたのですが…

なーんか遥か上を走ってる道があるなぁ(白目)

それはトラック率の高い車通りの多い道。
どう見ても国道1号線です。
本当にありがとうございました。

冗談じゃないあんなところまで上れるか!!

という事と、内陸部では何度も峠に差し掛かって
体力を削るだけだと思ったので、
なるべく平坦な海寄りのルートを探すことに。

国道1号を離れて金谷ののどかな茶畑の中を進み、
のんびり走っていたのも束の間、
金谷を越えるにはどのみち急な坂道があり、
結局押して歩くことになりました。

それでも茶畑のてっぺんから望む景色で
心が癒されたのは良かったです。

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その後はスマホでgoogle地図を頼りに
富士山静岡空港方面を走って牧之原市に入りました。

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そこから先はほぼ平坦ルートのまま
ようやく大井川を渡る事が出来ました。

 

◎島田-静岡

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しばらく平坦が続いたおかげでペースもだいぶ戻り、
ひとまず焼津を目指しました。

焼津駅は広場に足湯がありましたが、
島田でのロスが1時間以上あったので
のんびりする事も出来ずスルー。

ここから海沿いの道でまだしばらく平坦が
続いてくれるだろうと思ったのですが、
大崩海岸のところで断崖絶壁の上を走るため、
静岡市に入るまで坂を登る羽目に。

でもおかげで登り切ったところから
遠くの静岡市街や太平洋を眺めることが出来ました。

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ただ、見下ろすのは怖かったですけど…

静岡市内に入って下り坂になると、
下りきったところで海の上に車道が。

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おっ眺めがいいとこだねえと思って横を見たら

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うわぁ…めっちゃ崩れてるじゃん…

しかもこの山の中には東海道新幹線や
東海道本線のトンネルもあるんですよね。

自然災害の恐ろしさを肌で感じました。

その後、安倍川で久しぶりに国道1号線に戻り、
静岡駅に到着したのは16時すぎ。

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途中で昼食や迂回のロスがあったとはいえ、
浜松駅から7時間もかかってしまいました。

◎静岡-三島

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静岡駅から清水までは街中の車通りが
多いところを走って行きましたが、
勢いを付けても信号で止まってばかりで
ヤキモキしてしまうことに。

清水からは車通りも減って
のんびりした道を走りながら興津へ。

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この先から海沿いを走ることになるのですが、
ここでトラップが発動。

バイパスが合流した先では
自転車や歩行者は海側しか走る事が出来ず、
山側を走っていた私は行き詰ってしまいました。

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何とか海側へ移動したものの、
今度は歩道が予告も無しに途切れ途切れで、
迷走しそうになるところがいくつかあって困惑。

さらに由比駅まで来たところで
歩道が工事中で通行止めになっていたため、
旧道を走ることになりました。

ここで海沿いを走っている時に
この日初めて富士山が見えましたが、
ほとんど雲に覆われていたので
撮影する気分にはならなかったです。

新蒲原あたりで旧道を抜けて
再び国道1号に戻って富士川を渡り、
田子の浦港で東海道本線と並行する道へ。

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東田子の浦の先からまた国道1号に復帰して
三島を目指したのですが、またもやトラップが。

沼津バイパスは歩道が無いため、
側道を走ることになったのですが、
すでに日もすっかり落ちて真っ暗になっており、
自転車のライト程度では先が見通せず、
舗装がいきなりガタガタになったり、
急な下り坂や道のど真ん中に雑草があるなど
肝を冷やしまくりました。

国道246号と交差するところで国道1号を離れ、
三島大社に向けて始動を抜きぬけていくと、
三島市内に入って街中に入って行きました。

そして三島大社の近くにあるラーメン屋に入店。

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支那そばや毎度!でラーメン大盛を注文。

チャーシューは可も不可もなくでしたが、
麺とスープは優しい味で食べやすかったです。

そして何よりメンマの食感が苦手な私が、
ここのメンマなら食べられるぐらい
シャキシャキした歯ごたえでした。また行きたいです。

◎三島-箱根

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三島まで来たらこの日の行程は残り20km。

しかしここからは何と言っても
天下の険、箱根の峠越え。

しかもすっかり暗くなった夜道を
ぼっちで上って行くのでめっちゃ怖いです。

それでも箱根のホテルで予約を取っているので、
ここで引き返すわけにもいきません。

ラーメンも食って満腹になったところで
いざ登頂!と、意気込んだのも束の間、

うっぷ…ラーメン大盛にするんじゃなかった…

おまけにスープも全部飲み干していたので、
坂を登ろうにも息が上がるたびに
吐き気を催してしまったため、
お腹が落ち着くまでしばらく歩いて上ることに。

その後、気分も良くなってから漕ぎだしましたが、
数百メートル進んでは息切れで断念、
息が整ってから漕ぐ→数百メートルで断念を繰り返し、
なかなか前へ進むことが出来ません。

そんな中で救いだったのは
所々で照明があり、それがないところでも
月が出ていたおかげでいくらか明るく、
それからある程度上ったところでは
三島や沼津の夜景が見えたので、
いくらか安心感がありました。

また、キロ程表示もあるので
東京からの数字を減らしていくことで
モチベーションを維持できました。

数字が103を切ったところで勾配が緩やかになり

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ついに静岡県を脱出!!

神奈川県の文字を見て涙が出そうになったのは
これが最初で最後になるでしょう。

箱根峠からは今まで上った分だけ一気に下り、
あっという間に芦ノ湖へ。

あとは2km先のホテルに着くだけだから
もうゴールしたような気分だったのですが、

まーた上りが始まるんかい…

ホテルまではずっと平坦だろうと思っていたのですが、
元箱根から先でさっきまでよりも急な坂が待っており、
すっかり気が抜けていたこともあって、
全く上る気力が湧かず、トボトボ歩くことに。

歩くだけでもしんどかったので、
ホテルが思っていたよりも手前にあったのが
せめてもの救いでした。

チェックインしたらさっそく露天風呂へ。

浴室は天然温泉らしく硫黄の香りが充満しており、
じっくりつかってこの日の疲れを
少しでも回復させることに努めました。

■9月21日(土曜日)

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ホテルの朝食バイキングで
しっかり腹ごしらえをした上で出発。

ホテルが坂の途中にあったので
最初は当然のように上りからスタート。

うお…右ヒザが痛てえ…

首、肩、腰など他にも痛い個所はあるものの、
どれも耐えられる程度だったので
気にはならなかったのですが、
右ヒザだけは普通に漕ぐにも激痛が走ったため、
勾配が緩むまでしばらく歩くことに。

その後、立ち漕ぎなら右ひざの痛みも
若干和らぐことに気付いてからペースを上げられ、
箱根の最高地点(857m)を通過。

その先からは静岡県側よりも
キツい勾配やカーブを一気に下って、
小涌園や宮の下などを通り過ぎて行きました。

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最高地点から25分ぐらいで箱根湯本まで下りきると、
3連休の初日という事もあってか、
湯本の街は朝からかなり賑わっていました。

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◎小田原-厚木

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小田原からは平たんな道のりとなり、
ほとんど漕がなくてよかった状態から
普通に漕ぐことになるため、
再び右ヒザの痛みと闘うことに。

それでも立ち漕ぎを交えて
一呼吸入れながら漕いで行けば
それなりに走る事が出来たので、
とりあえずそのまま進んで行きました。

国府津から二宮にかけて
多少のアップダウンはありましたが、
箱根峠に比べればと思いながら何とか突破。

大磯町に入ってから国道1号線と別れ、
県道63号線で厚木方面へ向かって行きます。

ここからは内陸部なので急坂が続くようなら
途中リタイアというのも頭に入れていたのですが、
平塚市に入ってから小田原厚木道路と並走する
側道がずっとフラットだったので、
順調に厚木まで進むことが出来ました。

本厚木駅まで着いたところで
駅前にあるジョナサンで昼食を摂りました。

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朝食からまだ3時間ちょいしか経っていませんでしたが、
お腹が空きまくってて難なく平らげられました。

◎厚木-多摩川

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本厚木からは小田急小田原線に沿って町田方面へ。

座間で多少のアップダウンはありましたが、
大きな勾配も無く、小田急の各駅ごとの街並みが
とてもおしゃれなところに感心する余裕も。

町田駅の近くで多少道のりがゴチャゴチャしていましたが、
迷うことなく市街地を通過することが出来ました。

町田からは調布方面に向かって
郊外の住宅地を抜けていこうとしたのですが、
ここでアップダウンの連続が待っており、一気に失速。

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さらには鶴川街道に入ってから
ちょっとした峠並みの坂が待っており、
ここでかなりめげそうになりました。

それでも町田市を抜けたら
緩やかな下りが続いてくれたおかげで
ペースと気力も回復。

予定より遅れることにはなりましたが、
多摩川まで来て残りは20kmに。

◎多摩川-成増

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多摩川を渡ったら国道20号線と交差した先で
そのまま武蔵境通りに入って、
三鷹と武蔵境の間にある
中央本線の高架橋の下をくぐります。

東伏見からは富士街道に入り、ほどなくして練馬区に突入。

しかし、さすがは23区と言うべきか、
富士街道から先の道のりは渋滞渋滞アンド渋滞。

おまけに歩道も狭く人通りもそれなりのため、
体力よりも神経をすり減らしながら
車道の端っこを縫うように進んで行くことに。

そうして環八通りまで出てきたら残りは2km。

あとは見慣れた景色を見ながら光が丘公園の脇を通り、
住宅地の中を抜けていくと川越街道に出て

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ゴールの成増に到着!!

ようやく300kmに及ぶ苦行自転車の旅が終わりました。

この後、自転車は引越しの日まで駅前の駐輪場に預け、
それから不動産屋に行って慣れ親しんだ街に
再び住むことが確定しました。

◎まとめ

もうしばらくチャリ漕ぎたくねえ…

というか漕げない…

東京までの片道の交通費と運送費は浮きましたが、
その分の代償は大きく、右ヒザを始め全身ボロボロ、
一泊のホテル代や飲食代なども含めると
金額的には同じぐらいかかっているので、
素直に送った方が良かったかも…
という考えが途中で何度も浮かびました。

また、およそ1時間ごとに進むペースを
どこからどこまでと計画していたのですが、
アップダウンでペースが落ちたり、
峠を断念して迂回するなど
初日は予定から大幅に遅れてしまったため、
ホテルの到着がかなり遅くになりました。

それと日焼け止めを塗り忘れて
顔や腕がヒリヒリするぐらい焼けたり、
湿布を持ってき忘れる不備など、
反省すべき点が多々ありました。

そんな中でも自転車で行くことによって、
これまで新幹線や在来線で見ることの無かった景色を
目に出来たのは感動できましたし、
何より目的地に着いた時はこれまでの鉄道の旅とは
比べようがないぐらいの達成感がありました。

当分は自転車で遠出する気力は湧きそうにないですが、
冬を越えて暖かい季節になったら
今回の反省を踏まえながら
またどこか遠くへ行ってみることになると思います。

最後に今回の旅で体力的、精神的にしんどかった場所、
喜びを噛みしめられた場所ベスト5を挙げておきます。

●体力的にしんどかった場所

1位 箱根峠
言わずもがな。三島からの14kmは生涯忘れないでしょう。

2位 元箱根
芦ノ湖からホテルまでの道のり。歩くのさえ困難でした。

3位 金谷越え
国道1号沿いを断念し、平坦ルートを模索することに。

4位 鶴川街道の峠
町田市と川崎市の境。2日目最大の難所でした。

5位 豊橋バイパス
スタート後30分で断念しようか迷うことに。

●精神的にしんどかった場所

1位 沼津の側道
真っ暗な中で先に何があるかわからない恐怖が。

2位 富士街道
車も歩行者が多くて事故らないよう気を使いました。

3位 元箱根
1回下りきって油断したところでの上りは堪えました。

4位 町田市の丘陵地
上りがしんどく、下り坂では信号に捕まりまくりでヤキモキ。

5位 袋井バイパス
歩道にいちいち乗り上げるのがジワジワ来ました。

●喜びを噛みしめられた場所

1位 箱根峠
霧が立ち込めている中で見えた神奈川県の文字で感動。

2位 成増スキップ村
商店街の入口でゴールに到達した実感が湧きました。

3位 さわやか掛川本店
空腹でヘロヘロだったので看板を見つけて安堵しました。

4位 静岡県道73号線
金谷の迂回ルートで坂を駆け下りる爽快感が最高でした。

5位 大崩海岸
上りはしんどかったですが、景色がとても良かったです。

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