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2015年4月29日 (水)

劇場版 境界の彼方-I'LL BE HERE-未来篇の感想

Kyokai_mirai

4月25日から公開されている
劇場版 境界の彼方-I'LL BE HERE-未来篇
初日舞台挨拶に行ってきました。

舞台挨拶に関しては種田梨沙さんを目当てに
観に行ったというのもありますが、
映画本編もかなり楽しみにしていましたので、
灼眼のシャナ以来8年ぶりに
公開初日に劇場へ足を運ぶ作品となりました。

◎アニメ本編から過去篇までの評価

そもそも私の境界の彼方に対する評価は
テレビ放送当時はあまり高くありませんでした。

その理由は主に以下の3つです。

・基本的に暗い世界観
・時系列が前後してて1回の視聴では全容が掴みにくい
・最終話のラストで栗山未来が甦る理由が不明瞭

特に最後の点においては
ご都合主義もいいとこだろうと思って
放送当時は腑に落ちないままモヤモヤしていました。

なので今回の新作映画で
未来ちゃんが甦った理由が明かされるのではないか
という期待を込めて過去篇を観に行く前に
改めてアニメ全話を一からしっかり見直してみると、
世界観がしっかり作り込まれている事に
遅まきながら気付けましたし、
時系列も二度、三度と繰り返し見ることで
頭の中でぐちゃぐちゃだったパズルのピースが
しっかりハマった感覚になれました。

そして過去篇はほぼダイジェストの
総集編ではありましたが、
未来ちゃんと泉さんのやり取りが
時系列順に並べられていたので、
より経緯がわかりやすくて良かったですし、
ED後に未来ちゃんが甦ったところから
未来篇の予告とも言えるシーンとなったので、
未来篇では最後の問題点も必ずや
クリアしてくれるだろうと思って、
期待がより高まっていたのですが…

◎未来篇の感想

まず結論から言うと、私の期待していた
『未来ちゃんが突如として甦った理由』に関しては
ほぼ触れられることはありませんでした。

未来篇の主題はあくまでも
『秋人くんと未来ちゃんのラブストーリー』で、
甦りはしたものの記憶を失った未来ちゃんに
普通の女の子として生きてもらいたい秋人くんが
過去に自分との間で巻き起こった出来事を
ひた隠しにするのですが、
未来ちゃんが徐々に記憶を取り戻していき、
再び異界師としての力が目覚めることに。

また、それと平行して藤間弥勒によって
新たな難事件が勃発しており、
それを解決する方向へ進んでいくのですが、
その展開が深刻化していった時点で

あ、これもう自分が望んでいた話にならないな

と、尺の都合から察してしまいました。

しかしながらその一方で、
アニメ本編を観ていた時から
秋人くんと未来ちゃんの2人には
それぞれが抱える障害の乗り越えて
幸せになって欲しいという願いもあったので、
二人が結ばれればもうそれでいいかなって
早々と気持ちを切り替えることにしました。

そのおかげで事件を解決した後に
秋人くんと未来ちゃんが
お互いの気持ちを伝え合うシーンで
よい満足感を得ることが出来ました。

未来ちゃんが甦った理由については
直接的な描写は無かったものの、
これがヒントかも…?というセリフがあったので、
そっちの方はあえて視聴者に推察の余地を残す形に
したのではないかと思いました。

◎さらに魅力的になったキャラクター達

未来篇では秋人くんや未来ちゃん達は学年が1つ上がっており、
博臣くんは高校を卒業して名瀬家の跡取りとなっていました。

そのため、それぞれのキャラクターにも
様々な変化や成長ぶりが伺えました。

特に名瀬家の跡取りとなった博臣くんは
泉さん不在の状態と長男の責任感も相まって、
アニメ本編の時とは見違えるほど大人びていました。

最後に泉さんと対峙した時も臆することなく
泉さんを諭すような言葉をかけていたのは
すごくカッコ良かったです。

とはいえ、重度のシスコンは相変わらずでしたが…

そんな博臣くんに相変わらず溺愛されている美月ちゃんも
今回は秋人くんや未来ちゃんの肩を持つシーンが多く、
自己犠牲の精神がやたらと感じられました。

もっと自分のために生きてもいいのよって思いますが、
本当の気持ちを出せないところがイジらしくて、
秋人くんに対する毒舌も余計に可愛く見えてしまいました。

それから個人的に一番共感したのは
今回も事件の首謀者であった藤真弥勒でした。

泉さんLOVEな想いがまさかここまでとはな…

でも好きな人と同化したいという気持ちは
誰しもってほどではないにせよ私も

種田梨沙さんの柔らかな太ももを
形成する細胞になりたい

とか考えてしまう事があるので、
弥勒がかつて泉さんに施したことも
なるほどなって妙に納得してしまいました。

あとは短編アニメのアイドル裁判で
あざといキャラクターが定着してしまった新堂愛ちゃんが
さらに腹黒く計算高くなっていたので、
テニス部に体験入部するくだりは
悔しいけどめちゃくちゃ笑ってしまいました。

◎キャスト舞台挨拶

シネマサンシャイン池袋とMOVIXさいたまで2回観てきました。

まずはシネマサンシャイン池袋から。

上映終了からほどなくして山岡ゆりさんが舞台に登場。

たどたどしい挨拶に配役の新堂愛ちゃんを重ねて
「これも計算か?」とついつい思ってしまいました。

それから種田梨沙さん、KENNさん、茅原実里さん、
そして石立太一監督が登場。

キャストは自己紹介でキャラクターのセリフを
一言お願いしますとの前振りから
種田さんは「先輩、好きです!」と発します。

あ、もうこれでお腹いっぱいです

続いてKENNさんも秋人くんのセリフを発すると、
黄色い声援がそこかしこから起こっていました。

続いて茅原実里さんの番だったのですが、
真面目なのかネタで行くのか考えていなかったようで、
どちらで行こうか悩んだ挙げ句、
「お兄ちゃん、大好き♥」をいただくことが出来ました。

最後にMCの山岡ゆりさんもやれよと振られるのですが、
セリフの途中で遮られてしまうあたり、
いじられポジションなところが伺えました。

自己紹介を終えると映画の内容を
クロストークで語っていく流れになり、
愛ちゃんが博臣くんに「好きなんです!」と伝えたシーンで
山岡ゆりさんがアフレコ中に考えていたことなど、
ここだけの話が聞けたのが良かったです。

また、本編の話題が一段落すると宣伝トークとなり、
未来篇のパンフレットをKENNさんと種田さんが
二人で広げて客席に見せるところでは、
二人とも秋人くんや未来ちゃんに合わせた色の
上着を着用していたので、
表紙の未来ちゃんと裏表紙の秋人くんが見つめ合う姿が
二人とシンクロしてるようにも見えて、
何だかKENNさんと種田さんまで
ラブラブなカップルに見えてしまいました。

べ、別に嫉妬なんてしてないんだからねっ!

お次はMOVIXさいたま。

再び山岡ゆりさんが舞台に登場して
MCの仕事を始めようとするのですが、
マイクの電源が入っていないのか
それとも音声が繋がっていなかったのか、
客席に声が届かないという
ありがちなネタを投下してきました。

それから今度もまたキャストの自己紹介では
キャラクターのセリフを一言発することになり、
種田さんは先ほどと一緒だったのですが、
茅原さんはアニメ6話でボディソープが
出てこなかった時のセリフを言ってくれました。

クロストークでは監督が
美月ちゃんが着ていた上着に描かれている
72という数字の意味を教えてくれました。

上映中に「何で72なんだ?」って気になっていたので、
わりとどうでもいいことながらも
謎を解き明かしていただいてありがたかったです。

また、初日の舞台挨拶に登壇したキャストの中では
KENNさんのみ2日目は欠席となっていたため、
初日の最後となる挨拶で作品に対する想いや
作品を通してファンに向けたメッセージを
長めの尺で熱く語っていただきました。

そんなKENNさんを始め、
他のキャストがトークしている最中も
うんうんと頷きながら真剣に聴いている様子の
種田さんはホント真面目でいい子だなぁ
と、うっとりしながら観ていました。

あ^~種田梨沙さんがますます
好きになってしまうんじゃあ^~

境界の彼方は京アニ制作の中では
話題的にも売上的にも乏しい作品ではありますが、
アニメ本編から未来篇にかけて
ストーリーがしっかり練られて完結しており、
人と人との繋がりで共感を生んだり
気持ちを奮い立たせてもらえるようなシーンが数多くあり、
キャラクターも個性(というか嗜好?)が豊かで
面白いネタもふんだんに盛り込まれているので、
未来篇を観終えたことで
私の中では京アニ史上屈指の名作と
自信を持ってオススメできる作品になりました。

今回でストーリーとしてはひとまず完結したようですが、
博臣くんや美月ちゃんが中心の
名瀬家の物語とかすごく見てみたいですし、
スピンオフでも何でもいいので
まだまだ作品の世界が広がってくれることを期待しています。

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コメント

はじめまして。
今回は個人的な12話の解釈を伝えたくコメントさせていただきました。
記事内で描かれていた「栗山さんが突如として蘇った理由」についてですが未来編の内容も織り交ぜ説明すると、大きな理由は2つです。

・アニメ本編の最後で秋人はモノローグで「昼にも闇がさすように…(以下略)」という部分で語られているように、闇と光どちらかがどちらかを滅ぼすことはない。これは、『境界の彼方』が存在する限り『呪われれた血の一族』も存在しないければならないということの暗示である。=呪われれた血の一族が消滅してはならない。

・栗山さんが作り出した虚像の秋人を体内に取り込んだことと戦闘時に体内に栗山さんの血液が入ったことで秋人の中に栗山さんが存在しているから栗山さんが消滅すれば消えるはずの指輪が消えずに秋人の手元に残った。そして、未来編で描かれていた通りあの指輪はお母さんの亡骸であり、栗山さんと栗山さんにとって大切な人を守り続けている。=指輪の力で秋人の気持ちが通じた。

他にもあるとは思いますが、大きく分けてこの2つだと思います。
長文失礼しましたm(_ _)m

投稿: ゆずき | 2015年5月 8日 (金) 21時15分

>>ゆずきさん
未来ちゃんが蘇った理由はいろいろ考えられる点はありますけど、
おそらく多くの視聴者が見逃しているというか気付かないような
ボカした描写しかないんですよね。

私も本編と劇場版を何度も視聴を重ねて作品への理解を深めたおかげで
未来ちゃんが蘇った理由がおぼろげながらも見えてきて、
ゆずきさんのおっしゃる説明にも首肯するところではありますが、
やはりもっと広く多くのファンを取り入れるためには
大事なところほどわかりやすく見せて欲しかった
という気持ちが捨てきれないですね。

投稿: take23 | 2015年5月14日 (木) 22時06分

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